まずはじめにやること(sshの設定)

さくらのVPSを契約したらすぐに行うことはsshによるセキュアな接続環境をす ぐに作成することです。ここらへんはさくらインターネット創業日記の CentOSをサーバーとして活用するための基本的な設定 を参考に設定すれば よいでしょう。myfinder’s blogの さくらのVPSを借りたら真っ先にやるべきssh設定 も参考になります

sshの設定

主にやったことは以下の二つ。

  • sshのポート番号を変更する(22以外)
  • sshによる公開鍵暗号方式のみでのアクセスを許可するようにする

上記二つは/etc/ssh/sshd_configで設定できます

#Port 22
Port 10022

PubkeyAuthentication yes
AuthorizedKeysFile   .ssh/authorized_keys

# To disable tunneled clear text passwords, change to no here!
#PasswordAuthentication yes
#PermitEmptyPasswords no
PasswordAuthentication no

sshでのアクセスがうまくいっていない場合には -vオプションをつけること で接続時の詳しい情報 を得ることができます。大抵はファイルのパーミッショ ンが適切でないとかそんなことが多いです。

また、port番号を変えるとsshアクセスするときにportを明示的に指定しないと いけないのですが、ssh,scp,sftpでそれぞれオプションが異なり悩むので書い ておきます。

#ssh
ssh [user]@[host] -p [port]
#scp
scp -P [port] [host:file] [host:file]
#sftp
sftp -oPort=[port] [user]@[host]
#git
git push ssh://[user]@[host]:[port]

sshの参考書籍としては「実用SSH」が詳しくて良いと思います。か なり厚い本ですが一冊手元においてあればsshでわからないことがあればすぐに 調べることができますし、scpやsftpの使い方も丁寧にかいてあるので重宝する でしょう

ProductName 実用SSH 第2版―セキュアシェル徹底活用ガイド
Daniel J. Barrett
オライリー・ジャパン / 5040円 ( 2006-11-22 )

安全な接続環境が出来たらあとは自宅サーバーと同様にアクセスして作業がで きます。ちなみに僕は毎度sshを打つのが面倒なのでsakuraというaliasを切っ て.bashrcに追加してます

alias sakura="ssh [user]@[address] -p [port]"

gitのインストール

Git はsshと同じくらい重要なソフトウェアでしょう。

curl-develが入ってない状態でgitをコンパイルするとhttpアクセスができないので、入ってないようだったら入れておきます。 ちなみにデフォルトでは入ってないです。

yum install curl-devel

tar xjvf git-1.7.4.1.tar.bz2
cd git-1.7.4.1
./configure
make
sudo make install

Gitの使い方は入門Gitを読めば良いでしょう。開発者が丁寧に書いた超良書だと思います。

ProductName 入門Git
濱野 純(Junio C Hamano)
秀和システム / ¥ 2,310 ( 2009-09-19 )


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